RSIとは?買われすぎ・売られすぎを判断する人気オシレーター

テクニカル分析の基礎シリーズ

こんにちは!

「テクニカル分析の基礎シリーズ」第4回目は、RSI(相対力指数) を解説します。
シンプルで使いやすく、多くのトレーダーが「買われすぎ・売られすぎ」を判断するのに活用している定番指標です。


RSIとは?

RSI(Relative Strength Index)とは、一定期間の値上がり幅と値下がり幅の比率を計算し、0〜100の数値で表すオシレーター系指標です。

  • 70以上:買われすぎ(下落の可能性)
  • 30以下:売られすぎ(上昇の可能性)
    多くのチャートツールに標準搭載されており、初心者でもすぐ使えます。

👉 関連記事:MACDとは?トレンド転換を見抜く代表的オシレーター


RSIでわかること

  1. 相場の加熱感
    買いが続きすぎているか、売りが続きすぎているかを可視化。
  2. 反発の可能性
    70以上で下落、30以下で上昇のサインとして使われやすい。
  3. ダイバージェンス(逆行現象)
    価格が高値更新しているのにRSIが下がっている → 上昇トレンド弱まり。
    価格が安値更新しているのにRSIが上がっている → 下落トレンド弱まり。

RSIのメリット

  • シンプルで直感的に理解できる
  • 買われすぎ・売られすぎを数値化できる
  • ダイバージェンスでトレンド転換のヒントを得られる

RSIのデメリット

  • トレンドが強いと「70以上」「30以下」が長期間続くことがある
  • 短期のノイズでシグナルが頻発することもある
  • 単独で使うとダマシに引っかかりやすい

RSI活用のコツ

  1. レンジ相場で有効
    行き過ぎを狙って逆張りするのに使いやすい。
  2. トレンド相場では補助的に
    強い上昇トレンド中は「30以下にならない」、下降トレンド中は「70以上にならない」ことが多い。
  3. 他の指標と組み合わせる
    移動平均線やサポレジと合わせると信頼性UP。

👉 参考:Investopedia|インベストペディア


よくある失敗と対策

  • 70以上だから即売り、30以下だから即買い
    → 強いトレンド中は逆に伸び続けるので危険。
  • 時間軸を一つだけで判断
    → 上位足と下位足を組み合わせることで精度向上。
  • 数値だけに頼る
    → ローソク足やサポレジとセットで確認。

まとめ

  • RSIは0〜100の数値で相場の加熱感を測る指標
  • 70以上で買われすぎ、30以下で売られすぎの目安
  • レンジ相場での逆張りに有効だが、トレンド相場では補助的に使うのがポイント
  • ダイバージェンスを見逃さないようにすることが重要

👉 明日は「ボリンジャーバンド」を解説します!

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