こんにちは!
「ファンダメンタルズ分析シリーズ」第6回目は、株式市場と為替の関係です。
株価と為替は密接にリンクしており、投資家心理の変化によって動き方が大きく変わります。
株式市場と為替の基本的な関係
- 株高 → リスクオン → 新興国通貨や高金利通貨が買われやすい
- 株安 → リスクオフ → 円やドル、スイスフランなど安全通貨が買われやすい
👉 関連記事:コモディティと為替の関係|原油・金が相場に与える影響
リスクオン・リスクオフとは?
- リスクオン:投資家が積極的にリスク資産に投資する状態
→ 株高、通貨では新興国通貨やオセアニア通貨が強くなる - リスクオフ:投資家が安全資産に逃避する状態
→ 株安、通貨では円高・ドル高になりやすい
日経平均とドル円の関係
- 日本株が上昇すると、海外投資家が円を売りドルを買いやすくなり、ドル円は上昇傾向に。
- 株価下落局面では、リスク回避で円が買われ、円高に動きやすい。
米国株と為替の関係
- 米国株(NYダウやS&P500)は世界の投資マインドを左右する指標。
- 株価が堅調 → ドル安・円安(リスクオン)
- 株価が急落 → ドル高・円高(リスクオフ)
投資家が意識すべき指標
- VIX指数(恐怖指数)
→ 数値が高い=リスクオフ傾向、低い=リスクオン傾向。 - 主要株価指数(日経平均・NYダウ・S&P500・DAXなど)
→ 世界の株価動向が為替の方向性を左右。
初心者が注意すべきポイント
- 為替だけでなく株価動向もセットで確認する
- 短期的には「株安=円高、株高=円安」の傾向が強い
- 指標発表や地政学リスクで株と為替が同時に急変することもある
👉 参考:Yahoo!ファイナンス|株式市場情報
まとめ
- 株式市場と為替は「リスクオン・リスクオフ」で結びついている
- 日経平均や米国株の動きはドル円に大きな影響を与える
- 初心者はVIX指数や株価指数をチェックして投資判断に活かそう
👉 明日は「まとめ記事|ファンダメンタルズ分析の基礎」でシリーズを締めくくります!
コメント