こんにちは!
今日から「ファンダメンタルズ分析シリーズ」を始めます。
第1回目は 金利と通貨の関係。為替相場を動かす最大の要因のひとつで、FXを理解するうえで欠かせないテーマです。
金利と通貨の基本的な関係
- 金利が高い通貨は買われやすい
→ 投資家が高金利を求めて資金を流入させるため。 - 金利が低い通貨は売られやすい
→ 資金が他の高金利通貨に移動しやすい。
例:米ドルが上昇する場面の多くは、FRBが利上げを進めているときです。
政策金利と為替相場
各国の中央銀行は、経済状況に応じて政策金利を決定します。
- 利上げ(金融引き締め) → 通貨高の要因
- 利下げ(金融緩和) → 通貨安の要因
👉 代表例:
- FRB(米国)=ドル
- 日銀(日本)=円
- ECB(欧州)=ユーロ
👉 関連記事:資金管理の基本ルール|初心者が長く生き残るための鉄則
金利差とキャリートレード
FXでは2国間の金利差が利益や損失に直結します。
- 高金利通貨を買い、低金利通貨を売る → スワップポイント収入
- 逆にするとスワップ支払い
例:ドル円で米国金利が上昇、日本が低金利ならドル買い円売りのスワップが有利。
長期投資における金利の影響
- 高金利通貨の魅力:トルコリラやメキシコペソなど、新興国通貨で人気
- リスク:高インフレや政情不安で通貨下落のリスクもある
金利発表に注目すべき理由
- FRBのFOMC、日銀の金融政策決定会合、ECB理事会などは相場の最大イベント
- 発表前後は大きな値動きが起こるため、ポジション管理が重要
👉 参考:日本銀行|金融政策
初心者が意識すべきポイント
- 各国の政策金利をチェックする習慣をつける
- 金利差の広がり=トレンド発生のサイン
- イベント前はポジションを縮小するか様子見する
まとめ
- 金利は為替相場を動かす最大要因のひとつ
- 高金利通貨は買われやすく、低金利通貨は売られやすい
- 政策金利の変化や金利差を意識することが、相場理解の第一歩
- 初心者はまず「各国の金利と会合スケジュール」を追いかける習慣を持つ
👉 明日は「経済指標(雇用統計・GDPなど)の読み方」を解説します!
コメント