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「テクニカル分析の基礎シリーズ」第6回目は、サポートとレジスタンス を解説します。
価格が止まる・反発するポイントを理解すると、エントリーや利確・損切りの判断がぐっと明確になります。
サポートとレジスタンスとは?
- サポート(支持線):価格が下落したときに止まりやすい水準。買いが入りやすい「下値の壁」。
- レジスタンス(抵抗線):価格が上昇したときに止まりやすい水準。売りが入りやすい「上値の壁」。
チャート上に水平線として引くことで、過去の値動きから「意識されやすい価格帯」を視覚化できます。
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サポートとレジスタンスが意識される理由
- 投資家心理
「この水準なら買いたい/売りたい」という集団心理が働く。 - 過去の高値・安値
以前反発した価格帯は再び意識されやすい。 - 節目の価格
100円や150円などキリの良い数字は心理的節目として注目される。
サポート・レジスタンスの見つけ方
- 日足や4時間足の「直近の高値・安値」に線を引く
- 何度も反発している価格帯を意識する
- 出来高が集中している水準をチェックする
活用法
- 反発狙い
サポート付近で買い、レジスタンス付近で売る。 - ブレイク狙い
壁を明確に突破したら、新しいトレンドが始まる可能性。 - 損切り・利確の基準
サポートを割ったら損切り、レジスタンスを超えたら利確、というようにルール化できる。
メリット
- シンプルで初心者にも理解しやすい
- 相場参加者の多くが意識しているため機能しやすい
- 他の指標と組み合わせやすい
デメリット
- 明確な数値ではなく「ゾーン」で捉える必要がある
- ダマシが多く、抜けたと思ったらすぐ戻ることもある
- 強いトレンド中はあっさり突破されやすい
👉 参考:日本証券新聞:チャートの利用方法
実践のコツ
- 上位足から線を引く(日足 → 4時間 → 1時間の順)
- ゾーンとして幅を持たせる
- ローソク足の確定を待つ
- 他の指標と併用(MAやRSIで根拠を補強)
まとめ
- サポートは「下値の壁」、レジスタンスは「上値の壁」
- 投資家心理や過去の価格帯が背景にあり、多くのトレーダーが注目する
- 反発狙い・ブレイク狙い・損切り基準として幅広く活用可能
- ゾーンとして柔軟に考え、他の指標と併用するのがポイント
👉 明日は「まとめ記事|初心者におすすめのインジケーター一覧」でシリーズを締めくくります!
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