こんにちは!
「ファンダメンタルズ分析シリーズ」第2回目は、経済指標の読み方です。
FXでは毎日のように各国から経済データが発表され、相場に大きな影響を与えます。特に重要な指標を知り、その意味を理解することが安定した取引への第一歩です。
経済指標とは?
経済指標とは、国や政府機関が定期的に発表する経済状況を示すデータです。
- 景気の強さ
- 物価の動き
- 雇用の状況
- 消費や投資の傾向
を数値化したもので、為替相場はこれらに大きく反応します。
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特に重要な経済指標
① 雇用統計(米国)
- 毎月第1金曜日に発表
- 失業率・非農業部門雇用者数が注目ポイント
- 強い結果 → 景気拡大期待 → ドル高要因
② GDP(国内総生産)
- 四半期ごとに発表
- 経済成長率を示し、強ければ通貨高要因
③ 消費者物価指数(CPI)
- インフレの動向を測る指標
- 高い数値 → 利上げ観測 → 通貨高
④ 小売売上高
- 消費活動の強さを反映
- 米国では特に注目され、ドルに大きく影響
⑤ ISM景況感指数
- 製造業やサービス業の景況感を調査
- 50以上で景気拡大、50未満で景気後退の目安
経済指標の読み方と活用法
- 予想値と結果を比較
- 予想以上 → 通貨高
- 予想以下 → 通貨安
- 長期的なトレンドと合わせて判断
単月の結果ではなく、過去数回の推移も確認する。 - 発表直後は値動きが荒れる
→ 初心者は“発表直後の飛び乗り”を避け、落ち着いてから判断。
経済指標発表時の注意点
- ボラティリティが急上昇し、スプレッドも広がりやすい
- 指標前にポジションを整理、あるいはロットを小さくする
- 長期的には「金利政策にどう影響するか」を意識する
初心者におすすめのチェック方法
- 経済指標カレンダーを活用
FX会社や情報サイトに無料で公開されている。 - 特に米国指標を重視
ドルは基軸通貨のため、世界中の相場に影響する。
まとめ
- 経済指標は相場を大きく動かす要因のひとつ
- 雇用統計・GDP・CPIなどは特に重要で必ずチェック
- 発表直後は荒れやすく、冷静に行動することが大切
- 初心者はカレンダーを活用し、まず米国指標を押さえることから始めよう
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