こんにちは!
「主要通貨シリーズ 拡張編」の1日目は、スイスフラン円(CHF/JPY) を紹介します。
スイスフランは「安全資産」として知られ、世界的に不安定な状況になると買われやすい通貨です。
そんなスイスフランと日本円を組み合わせた通貨ペアは、リスクオフ局面に特徴が現れます。
スイスフラン円とは?
スイスフラン円は、スイスフラン(CHF)と日本円(JPY)の組み合わせです。
スイスは永世中立国として政治的に安定しており、通貨の信頼性が高いことで知られています。
そのため「有事のスイスフラン」と呼ばれ、世界的なリスク回避局面では買われやすい通貨です。
スイスフラン円の値動きの特徴
- リスクオフ局面で上昇しやすい
株価暴落や地政学リスクが高まると、スイスフランが買われやすい。 - 比較的穏やかな値動き
ポンド円や豪ドル円ほど乱高下せず、安定した動きが多い。 - 円と性質が似ている
日本円も安全資産とされるため、スイスフラン円は方向感が出にくい時期もある。
👉 関連記事:カナダドル円(CAD/JPY)の特徴|原油と深く関わる通貨ペア
初心者にスイスフラン円がおすすめな理由
- 安全資産同士の組み合わせ
値動きが比較的安定しており、大きな損失になりにくい。 - リスクオフの学習に役立つ
「株安=スイスフラン高・円高」という関係を学べる。 - 中長期の資産運用にも使える
値動きの派手さはないが、堅実な取引をしたい人に向いている。
トレードスタイル別のポイント
- 短期売買(デイトレード)
ボラティリティが小さいため、大きな利益を狙うより練習向き。 - 中期〜長期投資
世界情勢や株価と連動させた戦略を組みやすい。
スイスフラン円を取引する際の注意点
- 値幅が小さく利益が伸びにくい
安定的な分、大きな値幅を狙うには不向き。 - 円との共通点に注意
両方がリスク回避通貨のため、動きが小さくなる時期もある。 - 世界的リスクイベントに敏感
戦争や金融危機などでは大きく動くため、ニュースのチェックは欠かせない。
👉 参考:スイス国立銀行(SNB)公式サイト
まとめ
- スイスフラン円は、安全資産同士の通貨ペアで比較的安定した動きをする
- リスクオフ局面ではスイスフランが買われやすく、特徴的な値動きを見せる
- 初心者は「リスク回避の動き」を学ぶ教材として最適
- 大きな値幅は狙いにくいが、中長期で堅実な取引をしたい人におすすめ
👉 明日は「ニュージーランドドル円(NZD/JPY)」を紹介します!
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