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「ファンダメンタルズ分析シリーズ」第5回目は、コモディティ(原油・金)と為替の関係です。
商品市場は為替相場と密接にリンクしており、特に原油や金は世界中の投資家が注目する指標です。
コモディティとは?
コモディティとは、世界共通で取引される原材料や資源を指します。
代表例:原油、金、銀、銅、トウモロコシ、大豆など。
👉 関連記事:地政学リスクと為替|戦争・災害・政治不安が相場に与える影響
原油と為替の関係
- 資源国通貨への影響
原油価格が上昇すると、産油国(カナダドル、ロシアルーブルなど)の通貨が買われやすくなります。 - 輸入国通貨への影響
日本のようにエネルギー輸入国では、原油高が円安要因となることが多いです。 - インフレと金利への波及
原油価格の高騰 → 物価上昇 → 金利引き上げ → 通貨高につながるケースもあります。
金と為替の関係
- 安全資産としての金
地政学リスクや金融不安が高まると、投資家は金を買う傾向が強まります。 - ドルとの逆相関
一般的に金価格と米ドルは逆の動きをする傾向があります。
→ ドル安 → 金価格上昇
→ ドル高 → 金価格下落 - 長期投資の視点
金は「価値保存資産」とされ、世界的不安定が強まるほど需要が高まります。
初心者が見るべきポイント
- 原油価格とカナダドル(CAD)の関係
- 金価格と米ドルの逆相関
- 原油高=インフレ懸念=金利上昇の可能性
👉 参考:WTI原油先物価格 – Investing.com
コモディティと為替の実例
- 2008年の原油価格高騰 → 資源国通貨の急騰
- リーマンショック時の金価格上昇 → 投資家のリスク回避行動
- 2022年の原油急騰 → 円安・ドル高の一因に
まとめ
- コモディティ(特に原油と金)は為替相場に大きな影響を与える
- 原油高は資源国通貨高、輸入国通貨安の要因
- 金は「安全資産」として、ドルとの逆相関が意識される
- FX初心者はコモディティ市場の動きをチェックする習慣を持とう
👉 明日は「株式市場と為替の関係」を解説します!
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