こんにちは!
「ファンダメンタルズ分析シリーズ」第3回目は、中央銀行と政策金利です。
FXの世界では、中央銀行の判断ひとつで通貨の価値が大きく変動します。初心者にとっては少し難しいテーマですが、基本を押さえるだけで相場の動きを理解しやすくなります。
中央銀行とは?
中央銀行は、通貨と金融システムを管理する国の機関です。
- 通貨の発行
- 金利の調整
- 金融システムの安定化
を担い、国の経済をコントロールしています。
👉 代表例:
- 米国:FRB(連邦準備制度理事会)
- 日本:日銀(日本銀行)
- 欧州:ECB(欧州中央銀行)
政策金利とは?
政策金利は、中央銀行が決定する短期金利の基準です。
これが上下することで、経済全体の資金の流れが変わります。
- 利上げ(金融引き締め) → 通貨高要因
- 利下げ(金融緩和) → 通貨安要因
👉 関連記事:金利と通貨の関係|FXで最も重要なファンダメンタルズの基本
中央銀行の役割と影響
- インフレを抑制する
物価が上がりすぎれば利上げで需要を抑制。 - 景気を下支えする
景気が悪ければ利下げで資金供給を増加。 - 市場に安心感を与える
発表内容や声明文の一言で相場が大きく動くことも。
中央銀行イベントの重要性
- FRBのFOMC(連邦公開市場委員会)
- 日銀の金融政策決定会合
- ECB理事会
これらのイベントは為替市場最大級の注目イベントであり、発表直後は相場が急変することも少なくありません。
初心者が注目すべきポイント
- 政策金利の方向性(利上げか利下げか)
- 声明文や記者会見のニュアンス(市場は言葉の裏を読む)
- 他国との金利差(通貨ペアのトレンドに直結)
中央銀行と為替相場の実例
- 2022年以降のFRBの大幅利上げ → ドル円が急騰
- 日銀が低金利政策を継続 → 円安の進行
👉 参考:日本銀行|金融政策
まとめ
- 中央銀行は為替市場の「最大のプレイヤー」
- 政策金利は通貨価値を決定づける最重要指標
- 初心者は「会合スケジュールと金利の方向性」を追いかける習慣を持とう
👉 明日は「地政学リスクと為替」を解説します!
コメント